キャバクラのことを調べていると、頻出するワードが「ヘルプ」かと思います。
聞いたことはあるけど、具体的にはどんな仕事をするのか知らないという人もいることでしょう。
キャバクラのヘルプ接客とは
キャバクラのヘルプ接客とは、自分以外の他のキャバ嬢を指名しているお客様をおもてなしするという内容です。
お客様は、指名嬢が自分の横にいない間もお金を支払っている状態です。
ヘルプというお仕事は、指名しているキャバ嬢が他の卓へ行って接客をしている間に、お客様がポツンと一人ぼっちにならないようにするためのものなのです。
そのため、手が空いているキャバ嬢が席に付いて接客するのです。
キャバクラでヘルプを頑張るメリット
ヘルプ接客は、要は指名嬢のお助けマンですので、慣れてくるとやる気がなくなってくるのが普通です。
話題も迷いますし、自分のお客様と話している方が楽しいし…ということはわかるのですが、ヘルプ接客の手を抜いていると、後々自分を苦しめることになるかもしれません。
とても性格が良いけど見た目が地味な子が、ヘルプとして活躍していました。けれど、イマイチ決め手に欠けるのか、自分のお客様がなかなかできません。
その子は自分でも指名が取れないことを気にしていましたが、しかし生活費を稼がないといけませんし、せめてヘルプは誰にも負けないようにという気持ちで取り組んでいたようです。
するとある日、人気上位だったキャバ嬢が姿を消しました。お店は大騒ぎで混乱しましたが、そのキャバ嬢は「飛んで」辞めてしまったようです。
突然、その子を指名したお客様が浮く形となりました。少しお店が閑散としてしまった時期がありますが、数週間立つと、その地味なヘルプさんに指名がドンドン入り始めました。
それは、飛んだキャバ嬢を指名していたお客様たちでした。
いつもヘルプで良くしてくれていたから、ということで指名してくれ、爆発を起こしたのです!
「そんな夢のような話、稀でしょ?」と思うかもしれません。
しかし、キャバクラではこういうことは結構多いです。
他にも、すでに指名で通っているお客様の友達が指名してくれることや、お店から信頼されること。
ヘルプというものは、長い目で見ればリターンが大きくなる可能性が高い業務内容です。
ヘルプの注意点
ヘルプというお仕事は、案外デリケートな面を持っています。しっかりとルールをわきまえておかなければ、思わぬトラブルを招くことになるかもしれません。
積極的に営業はかけない
ヘルプで付いたお客様は、指名している女の子が目当てで来店しています。そのため、あなたは基本眼中にないと考えてください。
名刺を渡したり、電話番号を教えるのはルール違反です。
お客様が勝手に指名替えしてきた場合は別ですが、あなたが奪うように指名替えをさせた場合は、指名嬢もボーイもすぐに気付きます。
そうなると、お店からの信用がガタ落ちで、「ルールを理解しない厄介な子」というレッテルが張られます。
指名キャバ嬢のことを勝手に喋らない
指名キャバ嬢について多少話題に上がるのは仕方ないかもしれませんが、ダラダラと情報を流し続けるのは、絶対にやめてください。
もしかすると、お客様は指名のキャバ嬢の個人情報を聞きだしたいという魂胆があるかもしれません。
一見良さそうな人に見えても、その人の本心はわかりません。その後ストーカー化したら、指名の子から恨まれるかもしれませんね。
他に、お店での様子や売上、他のお客様との関係などの情報をネット上に書き込むかもしれません。
上記はストーカーっぽい行為ですが、「オキニ叩き」といって、自分が好きな嬢の悪い噂を流して独り占めしようとする人がいます。
そうなると、その子にとっては大いに営業妨害となり、あなたはその営業妨害の片棒を担いだことになります。
ヘルプと体入について
面接と同日に、お店でトライアルで働いてみることを「体入」と呼びます。
お店で働く契約を結んだ訳ではありませんが、ちゃんと働いた分のお給料をもらうことができます。
ベテランキャバ嬢でお客様を持っている場合は別ですが、たいてい体入の時の仕事はヘルプに終始します。だって、まだ自分にはお客様は付いていませんからね。
他のキャバ嬢を指名しているお客様の接客がメインとなります。